ブリの好漁場として名高い、富山湾の氷見沖。約400年の伝統をほこる氷見定置網で漁獲される冬のブリは、最も脂がのったおいしさから特に「寒ブリ」と呼ばれています。東京の築地などでも高値で取引されるブリの最高級ブランドです。
夏に北海でたっぷりと栄養をつけたブリは、秋は産卵のため日本海を南下し、途中嵐にのって富山湾に回遊してきます。氷見沖にしかけられる巨大定置網は、重さ10キロにもなる大物のブリを、キズつけずに、より新鮮な状態で捕獲できる優れた漁法です。晩秋から初冬にかけ、雷鳴が轟き、大シケになる荒天は、ブリの豊漁を告げる「ブリ起こし」といわれています。港は船出の準備に活気づき、やがて波がいったん静まると、今年も待ちにまった寒ブリ漁が幕あけます。
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